かつて、「通訳技能検定」という試験がありました。この試験には、1級と2級があり、1級は、3次試験までありました。試験は年に2回行われていました。1級の3次試験は、合格者が出ない回も多くあり、英語の試験で最も難しい試験と言われていました。1級を受験するには2級に合格することが受験資格となっていました。

私も2級を受験したことがあり、1回の受験で合格しました。私が受験した時に印象的だったのは、試験監督の方が居眠りをしていたことです。

しかし、この試験は、2008年の秋期試験の実施直前になくなりましたので、今は受験することは出来ません。主催団体の日本通訳協会(通訳検定とボランティア通訳検定の実施を主な事業とする株式会社)が業務を停止したからです。最後の回の受験料として集められたお金はどうなったのでしょうか?